こんにちは、りりかです🌷
実は私、大学生の頃にパニック障害になりました!
パニック障害といっても人それぞれいろんな種類があると思います。
私は対人恐怖症・外出恐怖症など複数の症状があり、当時は毎日生きていく事が大変で、
このまま治らなかったらどうしよう・・・とか、
死んじゃったらどうしよう・・・と、
不安で不安で眠れない日々も続きました。
しかし今では元気だったころと変わらない生活ができるほどに回復し、克服できたかな!と前向きに考えることができています!
もちろん完治はしていません。今でも日常生活の中で気を付けないといけない事などたくさんありますが、それも自分として受け入れて、向き合って、そこそこ楽しく生活できています!
今回は同じようにパニック障害に悩む人に、少しでも希望や前向きな気持ちになってくれたらいいなと思い、私の体験談をお話ししようと思います。
一人でも多くの人に届いて、必ず克服できるから大丈夫だよ!!と伝えられればいいなと思っています!
パニック障害の発症は大学生のとき:きっかけと私の症状
私がパニック障害を発症したのは、大学3年生のとき、ちょうど就職活動の真っただ中でした。
自分のやりたいことも明確になっていない中で、とりあえず周りと同じように就活を始めました。
しかし気持ちも入らないし、書類選考では落ちまくるし、面接も苦手だし…で、精神的なストレスがどんどん蓄積されていきました。
当時は飲食店でアルバイトもしていて、そのアルバイトの時間が、唯一就活の事を忘れられる私の息抜きだったのです。
就活で忙しい中、アルバイトのシフトもフルで入って、今思うとめちゃめちゃ自分を追い込んでいたな、と思います。
7:00~9:00 バイト
10:00~13:00 大学の授業
15:00~ 面接
18:00~24:00 バイト
こんなハードスケジュールをほぼ毎日、休みは週1日くらいで、家にいる時間なんてほとんどありませんでした。
そんな不規則な生活と精神的なダメージが重なり、逆流性食道炎という病気になってしまいました。
ストレスからきてるものだから安静にして、と病院で言われ、ご飯もほとんど食べられない状態でしたが、それでもバイトだけは続けていました。
しかし無理をし続けていたせいで、元気もなくなり、体重もどんどん減っていき、体調不良が続くようになりました。
このころからいわゆる発作のような症状がよく出るようになり、精神科でパニック障害と言われてしまいました。
- 動機
- 息切れ
- 手足のしびれ、冷え
- 過呼吸
- 過呼吸による酸素不足で意識朦朧
- 胃腸の膨張感
- 気持ち悪さ、吐き気
- 手汗、冷や汗
私の場合は夜発症することが多く、そのせいでまた症状が起きたらどうしよう…という不安から、寝ることが怖くなり、眠れない日も多くありました。
パニック障害の症状が出るようになってからは、バイトに行くことも怖くなってしまいしばらくお休みし、就職活動も一旦ストップしました。
ご飯も食べれない、外にも出られない、常に緊張していて発作が起きたらどうしようという恐怖と闘いながら生活をしていました。
発作が起きてしまうと焦ってパニックになってしまい、余計に直らないので本当にやっかいでした。。。
家族の存在が励みになった
そんな私が少しずつ回復できたのはそばにいてくれた家族のおかげなのです。
家に引きこもる生活をしていたので、外に連れ出してくれて、少しずつ外出する機会が増えていきました。
最初は近所のスーパーに買い物に行くくらいでしたが、車に乗るのも、お店の中に入るのも怖くて怖くてたまらなかったです。
それでも少しずつ少しずつ外出の機会を増やし、家族との時間も増え、自分の体調の事ばかり考えるのではなく、気が紛れるような時間を増やしていったら徐々に回復していきました!
一時は体重も8キロくらい減ってしまい、負のオーラ全開でしたが、家族と喋ったり自分の好きな事をしたりすることが、気の紛れる時間になったので、そういう時間を増やしていきました。
私がなったいろんな恐怖症
パニック障害になり、発作の症状がいつ出るか恐怖に怯えながら生活していく中で、いろいろな恐怖症を併発していました。
あくまで私の症状なので、パニック障害になったみんなに該当するわけではありませんが、同じだよ~という人もいるかもしれないですね。
- 対人恐怖症
- 外出恐怖症
- 外食恐怖症
- 閉所恐怖症
- 嘔吐恐怖症
- 電車恐怖症
これだけあると家に引きこもるしかなくなってしまいます!
でもでも大丈夫です!私はすべて経験して、克服したものもあれば、今でも気を付けていないと発作が起きてしまう場面もあります。
大事なのは周りと比べて「私だけなんでこんな風なんだろう…」とネガティブにならないことです!
辛くても苦しくても、大丈夫、きっといつか大丈夫なる日が来ますよ!私もそう思って、一歩一歩前に進んできました!
具体的にどんな状況で発作が起きてしまうのか、説明していきますね!
対人恐怖症
家族以外の人と会うのが怖くなりました。
体調が悪くなったらどうしよう、発作が起こったらどうしよう…そう思うと気軽に人に会うことができません。
この頃は特に友達に会うことができなくなってしまったので、とても苦しかったです。
学校(大学)に行けば友達にも会うため、なるべく一緒にいる時間を減らしたり、遊びの誘いはすべて断っていました。
友達が嫌いなのではなく、人を目の前にすると緊張で発作が起きてしまうので、そうならないためになるべく他人と顔を合わせないような生活をしていました。
外出恐怖症
家以外の場所に行くのが怖くなりました。
屋外でも屋内でも、どこにいても不安なんですよね・・・
外にいれば周りを見渡して広い空間に動機がして、反対に建物の中だと人や物があるため閉鎖的に感じてまた動機がして、の繰り返しでした。
克服するためにも、自宅の周辺を散歩したりしながら少しずつ行動範囲を広げていきました。
外食恐怖症
外でご飯を食べることができなくなりました。
食欲が出てきて、家でのご飯が食べられるようになってきたあたりから、少しずつお出かけをする機会が増えたのですが、外で何かを食べる事ができずとても苦しかったのを覚えています。
空腹になるので食べたい気持ちはあっても、いざお店の中に入ったり食べ物を目の前にすると途端に食べられなくなる・・・そして気持ち悪くなったりして、トイレにいったり、ひたすら水のみを飲んでいたり、という事がありました。
外食の場で、食事を頼んだのに残す(もしくは食べない)というのは、とても失礼な事なので、「お店に迷惑がかかってしまう」と思えば思うほど、症状は悪くなる一方でした。
おにぎりを外に持っていき、公園や車の中など自由に自分のタイミングで食べられる方法を試して、少しずつ外食ができるようになっていきました。
ただこの外食恐怖症は今でも完全に克服できていません。
症状がひどかった時の記憶があり、外食に行くと体がこわばる瞬間があります。そうなるともう途端に食べられなくなってしまうので、自分の体調を気にしながら外食のタイミングを決めなくてはいけないのです。
これはもう一生付き合っていくしかないのかな?と思いつつ、なるべくネガティブに考えすぎないように生活しています!(内心不安しかないですけどね笑)
閉所恐怖症
屋外以外の建物すべてに当てはまる恐怖症だったので、コンビニもスーパーもデパートも、もちろんエレベーターもダメでした。
閉所恐怖症というのがどこまでの事を指すのかわかりませんが、私の場合はトイレや車は大丈夫でした!
室内に入った瞬間に出口を確認し、いつでもすぐ出られるようなポジションにいる事、長時間は耐えられなかったのでなるべく短時間で用事を済ますようにしていました。
大学の時は、エレベーターに乗るのが無理だったので、授業のある教室まで階段で行っていました。
これも外出するようになってだいぶ克服しましたが、今でも人がたくさん乗っているエレベーターや、山頂などに行くときの数十分乗らなきゃいけないゴンドラ(ロープーウェイ)は苦手で、一人では乗らないようにしています。
嘔吐恐怖症
発作とともにやってくるのが気持ち悪さ、吐き気だったので、吐くことがとにかく怖くて嫌でいつもパニック状態に陥ります。
嘔吐恐怖症はもともと少しあったのですが、パニック障害になってから特にひどくなり、すぐ気持ち悪くなってしまいます。
症状が最悪の時は、えづくことが多かったので本当に苦しかったです。
実際に嘔吐したことはありませんが、今でも体調不良になるとすぐ気持ち悪くなってしまいます。
かばんには常にビニール袋と吐き気止めを入れていないと、不安になるほどです。
週末の夜の駅やホーム(酔って吐く人)、冬に流行する胃腸風邪、悪阻にはとても敏感で、そういう場面に遭遇してしまったら、ずっと頭の中で考えてしまい自分も気持ち悪くなってしまいます。
そのせいで嘔吐反射もあり、生活の中で気を付けなければいけないことがたくさんあるのです。(また別のブログで詳しくお話しします)
この嘔吐恐怖症は今でも続いています。今は、発作が起きる事がほとんどなくなったのでだいぶ良くなりましたが、常になるんじゃないかと思いながら生活をしているので、一生付き合っていかなければいけない自分の弱さかなと思っています。
電車恐怖症
パニック障害の人はよくある症状かなと思いますが、電車に乗ることができなくなってしまいました。
これは電車で大学まで通っていた当時の私からしたら一大事で、あの頃は一駅一駅降りて、気持ちを落ち着かせながら、すごい時間をかけて通っていました。
極力バスや電車には乗りたくなかったので、1時間くらいなら歩いて移動していました。
大学生だったので、授業がお昼とかだったので、幸い朝の満員電車は避けることができたので有難かったです。
私が利用していたのは主に地下鉄だったので、景色を見て気を紛らわすこともできず、ひたすら音楽を聴きながらドアにぴったりしがみつき、駅に着いたらすぐに降りる体制を常に整えていました。
発作の回数が減ってからは克服していきましたが、社会人になった今でも電車には極力乗りません。
あの独特の閉鎖感にまだ少し緊張してしまうので、完治は難しいのかもしれないなと思っています。
一生付き合っていかなければいけないものだけど、気持ちは軽く!前向きになれた
パニック障害を発症してから10年以上経ちますが、今でもまだ克服しきれていない症状もあります。
どうなってしまうんだろうと思って、一番苦しかったあの時期を考えたら、今は結婚もして仕事もして友達とも遊べて美味しいものも食べれて、他の人との生活と何も変わりません!
しかしいつまた発作が起こるか、不安を持ち続けていることは事実なので、人にはわからない自分だけの苦しさやストレスがきっとあると思います。私もあります。
一つ言えるのが、パニック障害にしても他の恐怖症にしても、自分のことは自分が一番わかっていて、自分でコントロールしていかなければいけない部分でもあります。
ネガティブになったり疲弊したりすることもありますが、調子がいいとき、嬉しいとき楽しいとき、おいしいものを食べれているとき、友達に会っているとき、そんな自分を頑張れてるじゃん!偉いじゃん!と褒めてあげて、ポジティブな記憶や体験を糧にして生活していくと、案外大丈夫だったりしますよ!
私もまだまだ不安がいっぱいです。家族や友達いろんな人のおかげで、今日まで頑張ってこれてます!